先日の裏蓋オープンにより、動力源はわかった。
ホームセンターへ調達し、改めて裏蓋を再度オープン。
先日のレベルアップにて、今回はスムーズ。もうこれは完全に習得した。
電池取り付けもショートしないよう(+・-面双方をピンセットでおさえない)慎重に取り付け。
習得した裏蓋回しを唱えてみる。強めに唱えた。
ひっくり返して、懐かしい顔を見ると
時を歌い始めたではないか!!!
時間を合わせる。こころなしか、タイマーの秒針がずれている気がする。
これはオーバーホールでないと治せない。
いまが最初のボスを倒したレベル5として、オーバーホールはラスボス手前のレベル。
今なら即死。長い道のり。とりあえず目をつぶろう。
あとは最初に外したベルトのバネ棒取り付けですね。
ラスボスを倒した後なので、エンディングを見るつもりで取り付けようとすると、
ビョーンッ!!!
バネ棒の短い方がリビングを高速に舞う。
(バネ棒はスプリングの入った長い棒と、短い棒のペアでドッキングすることで取り付けられる)
カーペットの上で着地したのを見届けれたので、着地した棒を回収し、もう一度取り付け。
ビヨヨーンッ、ヨーーン!!!
今度はどこに逃避行したのか目視できなかった。
裏蓋オープン・電池取り付けはクリアしたが、ベルト取り付けで躓くのか?!
ラスボスは倒したのに、エンディングで死ぬというのか。
あきらめかけたその時、家族が協力なサポートをしてくれた。
大人げない僕の狼狽っぷり・苛立ちっぷりに、落ち着いて行動してくれた息子二人と奥さん。
長男が着地の音を聞いたとのことで、そのあたりを探していると脱獄囚を発見!!!
一旦落ち着こうということで、夜ご飯をいただく。
晩食がおわり、落ち着いたところで、奥さんの工房を借りて、裏面ボスに向かうことに。
工房はデスクの前に壁があるので、仮に逃避行しようとも壁がはばかるのだ。
安心して取り付けられる
と思いきや、
また飛行し、工房の布類を保管している方向に飛行しやがった!!!
これこそ終わったかと思い、退散しようとしたところ、目の端で連続脱獄囚を発見!!!
ここはやりかたが悪いのだろうと、短い方を先に固定し長い方を後で取り付ける方法に変更。
バネ棒外しを使って長いバネ方を抑え込み、金属ベルトの穴に押し込んだところ、
できた、できたぞ!
固定されたかもチェックし、無事裏面ボスも退治できた。
三日にわたるクオーツの電池交換の行を経て学んだこと、感想をまとめてみました。
学び
- 作業場所は周りに何もない、狭いところでやるべし
- 裏蓋は、2点でやる。四角形ビッドで。
- 電池はショートさせないよう側面のみピンセットで
- 時計ベルトのバネ棒のジャンプ力をなめない。動きも忍びの如くサイレント。動きの速い短いほうを先に固定し仕留めたあとで、動きの鈍い長いほうをゆっくり気楽に仕留める
感想
- 電池交換は高いものではないですが、道具も安いし、細かい部品と緻密な構造に目と手で触れることができます。
- 眠っていた時計が自らの手により蘇らせれる感動はすばらしいです。
- 安いクオーツ式の時計も愛着が強まります。
- 不器用な自分でもなんとかできました。ビビらず取り組んでみてください
時計職人の三日坊主。完。
エピローグ
十年ぶりにつけると太ったせいで(30キロup)、ベルトがきつい。
ベルトの調整をはじめることに。
また忍びの衆、バネ棒か。恐ろしきバネ棒。因縁のバネ棒。
またも飛び跳ねた。兄弟揃って。
しかし、こちらも経験者である。着地を抑え込むことに成功。
兄貴を仕留める穴にまず落とし込み、その後に弟を違う穴あたりからスライドして
仕留める穴に誘導することで、バネの反動の逃げ場をなくし成功。
もうバネ棒兄弟は怖くない、と思った3日坊主の夜。
この時計に対する愛着が湧きすぎ、いまでは機械式に休んでもらい、クオーツを衣装に左手は外出する日々です。
是非みなさんもトライしてみてください!